投稿者「c-bio」のアーカイブ

根寄生雑草被害防除に光明! ――植物ホルモンストリゴラクトンの分子種による機能分担の解明と根寄生雑草被害防除法の発見――

 植物ホルモンであるストリゴラクトンは、植物の枝分かれを抑制する機能以外にリン栄養を供給することで植物の成長を助けるAM菌の共生を促進する機能を持っており、農業生産性向上に役立っています。その一方で、この化合物は農作物に… 続きを読む »

細胞小器官を接着する新技術「オルガネラグルー」を開発〜オルガネラ間コミュニケーションの操作に期待〜

■細胞内で複数の細胞小器官を人工的に接着する新技術(オルガネラグルー)を開発■植物細胞内で、複数の葉緑体を糊で貼り付けたように接着することに成功■オルガネラ間の物質輸送を調整した有用植物の作出に貢献   宇都宮… 続きを読む »

冬虫夏草の新規タンパク質(レクチン)の生体内での機能を解明 ー 宿主(蛹)の羽化の抑制やきのこの形成に関与する ー

冬虫夏草は昆虫などから発生する「きのこ」であり、古くから漢方薬として利用され、その貴重さから高値で取引されてきました。宇都宮大学バイオサイエンス教育研究センターの鈴木智大准教授らは、冬虫夏草の1種であるサナギタケのレクチ… 続きを読む »

植物の細胞が低温を感じる部位(細胞小器官)を特定~動物細胞との共通性も~

【発表のポイント】・低温センサー分子(フォトトロピン)が細胞内のどの部分で働くのかを調査した・フォトトロピンが細胞膜に保持されると植物細胞による低温感知が可能となった・センサー分子が細胞膜に保持されると温度を感じることは… 続きを読む »