宇都宮大学バイオサイエンス教育研究センターの専任教員である児玉 豊(こだま ゆたか)准教授が、一般社団法人・日本植物生理学会(https://jspp.org/)の奨励賞を受賞しました。受賞課題は「葉緑体運動に関わる温度感知機構の解明」です。
本奨励賞は、1994年に創設され、植物科学関連分野において活躍する若手研究者(40歳未満あるいは研究歴が18年未満の者)に授与されます。宇都宮大学では、初の受賞です(https://jspp.org/society/prize/winner/syoreisyojusyo.html)。
児玉准教授は、2011年に宇都宮大学バイオサイエンス教育研究センターで新しい研究室を立ち上げ、学生らと共に研究を行ってきました。特に、温度が低下した際に植物細胞内で起こる葉緑体運動に関して精力的に研究し、多くの研究成果をあげてきました。また、研究を進める中で遺伝子解析と顕微鏡解析の新たな実験技術を数多く開発して改良を重ねている業績は、関係する分野の多くの研究者にも広く普及しつつあります。2017年には、植物が低温を感じる仕組みを世界で初めて解明し、様々なメディアでも取り上げられました(本学プレスリリース([2017年8月8日]http://www.utsunomiya-u.ac.jp/topics/2017/08/005465.php)。
この度、児玉准教授のこれまでの研究活動が認められ、本奨励賞の受賞が決定しました。授賞式および受賞講演は、2019年3月14日に名古屋で開催される第60回大会(https://jspp.org/annualmeeting/60/)で行われます。
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