鈴木智大准教授が、2018年度日本きのこ学会(https://www.jsmsb.jp/)の「奨励賞」を受賞しました。受賞課題は「きのこの機能性に関する化学的研究とそれに関する遺伝情報解析」です。本学会は、わが国におけるきのこの科学と応用技術の発展を図ることを目的として、平成16年4月に改称・新発足した日本学術会議の学術登録団体で、本会の奨励賞はきのこの科学および技術の進歩に寄与する優れた研究を行い、将来の発展を期待しうる満 40 歳以下の研究者に授与されます。授賞式は9月開催の日本きのこ学会23回大会(武庫川女子大学)にて行われます。
鈴木准教授はマコモタケから破骨細胞形成阻害活性を有する化合物、ブナハリタケから小胞体ストレス誘導細胞死の抑制物質を単離・構造決定した他、スギヒラタケ、サクラシメジ、ブナシメジなどの抽出物から、抗菌タンパク質やレクチン(糖鎖を認識するタンパク質で癌などの疾病に対するバイオマーカーなど、その応用が期待されている)など、機能性に関する研究を積極的に進めています。さらに、生物情報学的手法を用い、様々なきのこの遺伝情報の解読を行っており、これら研究業績の成果が評価され受賞に至りました。
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