「しもつけバイオクラスター」フォーラム

大学や研究機関の新しい技術やシーズを紹介する目的で会員や一般の方を対象に、フォーラムを開催しました。それぞれ地域特産物の活用の話題および地域にとって有益な資源の活用を取り上げました。参加者は、県関係者、企業関係者、農業者、一般、大学関係者などでした。

以下、開催の記録です。

第11回 

主題:温泉(平成24年10月2日)
久保田一雄(群馬温泉医学研究所)「温泉の医学的効用について考える」
増渕正昭(栃木県医師会塩原温泉病院)「温泉の効能と健康について」
稲川裕之(新那須温泉供給株式会社)「温泉利用で人も地球も健康」
野口勝明(株式会社環境生物研究所)「海なし栃木県 特産品なるか?温泉トラフグ」

第10回 

主題:植物工場(平成24年7月10日)
齋藤高弘(宇都宮大学)「安心・安全高機能野菜が生産可能な植物工場への期待」
前川剛司(エスペックミック株式会社)「社会性の高い植物工場の事業化例と課題」
田澤信二(岩崎電気株式会社)「植物工場や農業分野での人工光源(LED等)の活用」
藤本真狩(NPO法人イノプレックス)「国内外の植物工場ビジネスの最先端事例」

第9回 

主題:いちごの生産を支える基礎技術の進歩(平成24年5月14日)
重野 貴(いちご研究所)「いちご新品種“栃木i27号”の育成と今後の品種開発戦略」
石川成寿(栃木県農業試験場)「イチゴの主要病害と賢い防ぎ方」
渡辺公博(株式会社誠和)「蓄熱式栽培システムを用いたイチゴの省エネルギー生産技術」
村井 保(宇都宮大学)「難防除害虫ハダニ類の画期的防除法の開発」
柏嵜 勝(宇都宮大学)「これからのイチゴ生産を支える基礎技術の開発と展望」

第8回 

主題:北関東の農耕地における放射性物質汚染の現状と対策(平成24年2月21日)
藤巻 秀(日本原子力研究開発機構)「目に見えない放射線を測る技術、可視化する技術、その農地汚染問題への応用」
関本 均(宇都宮大学)「低汚染水田における放射線セシウムの吸収抑制」
伊村 務(栃木県農政部)「放射性物質汚染対策」
秋山 満(宇都宮大学)「放射能汚染と食品の安全・安心対策」

第7回 

主題:餃子(平成23年11月11日)
谷田部ツル子(谷田部料理教室)「餃子とご飯の相性と餃子のすぐれた面あれこれ」
堀内英男(IFC宇都宮調理師専門学校)「餃子の歴史とおいしい食べ方・作り方いろいろ」
橋本 啓(宇都宮大学)「餃子の健康機能成分について」
パネルディスカッション「宇都宮餃子のさらなる振興をめざして」

第6回 

主題:みつばちとハチミツ(平成23年9月6日)
黒田和宏(黒田養蜂園)「ミツバチと自然と共に生きる」
天野和宏(天野ハニー)「ハリナシミツバチ養蜂(Meliponiculture)の研究と利活用」
角田 敦(埼玉大学)「森林保全とカエデ樹液のハチミツ原料等への有効活用」
大関清太(宇都宮大学)「蜂蜜と発酵性飲料について」
村井 保(宇都宮大学)「宇都宮大学におけるミツバチとハチミツの研究」

第5回 

主題:大麦(平成23年5月27日)
浅沼誠司(㈱大麦工房ロア)「大麦食品の開発と市場性」
円谷陽一(埼玉大学)「大麦β-グルカンに着目した機能性食品の開発」
渡邊恒夫(栃木県産業技術センター)「二条大麦を利用した機能性食品素材に関する研究」
五月女敏範(栃木県農業試験場)「ビール麦の難防除土壌伝染性ウイルス病に対する抵抗性品種の育成」
田中秀幸(宇都宮大学)「大麦GABAの血圧上昇抑制効果」

第4回 

主題:お酒 (平成23年2月22日)
大橋健一(㈱山仁酒店)「世界標準でのお酒の評価とは」
菊地正幸(宇都宮酒造(四季桜))「日本酒の新しい品質評価ラベルの開発」
横須賀貞夫(栃木マイクロブルワリー)「栃木県農産物をりようしたビール造り」
岡本竹己(栃木県産業技術センター)「栃木の酒造りと次世代酒造技術者の育成」
齋藤高弘教授「光技術を利用した清酒造りの定量化」

第3回 

主題:トマト (平成22年12月3日)
吉田 剛(栃木県農業試験場)「栃木県におけるトマト生産の現状と研究推進状況」
新堀健二(カンジンファーム)「最先端「上下立体時間差連続栽培方法」による低コスト多収栽培への挑戦」
藤田 睦(佐野短期大学)「トマトを使ったおいしい料理」
佐山春樹(キッコーマン㈱)「環境に優しいトマト栽培」
稲熊隆博(カゴメ㈱)「トマトの健康効果」

第2回 

主題:キノコ (平成22年10月29日)
大橋洋二(栃木県林業センター)「「とちぎ」と「きのこ」」
西堀耕三(㈱雪国まいたけ)「雪国まいたけの研究開発活動について
山内隆弘(㈱北研)「シイタケ菌床栽培の最新技術と今後の展望」
吉澤伸夫教授「完全循環型キノコ栽培と残渣のバイオアルコール化」

キックオフ 

(平成22年6月14日)
夏秋知英 バイオサイエンス教育研究センター長/石井 清 地域共生研究開発センター長
「しもつけバイオクラスター」について
前田忠信名誉教授「「ゆうだい21(良食味水稲新品種)」の開発」
深澤郁男(栃木県いちご研究所長)「本県いちごの将来と研究開発方向について」
竹下大学(ジャパンアグルバイオ㈱)「キリンアグリバイオの育種とアライアンス」