
令和7年8月に、バイオテクノロジー体験講座を行いました。
この投稿では、開催した様子や受講された方の感想をご紹介します。
バイオテクノロジー体験講座とは
高校生を対象に遺伝子組換え実験・講義を1日または2日間の体験講座として行っています。
令和7年度は全3日程が開催され、県内外から87名の方が参加されました。
日程 | 実験内容 |
---|---|
8月3日(日) | イチゴの香りに脳が反応!?植物とヒトの不思議なつながり |
8月4日(月)・8月5日(火) | 最先端の”視る技術”を通して体験するバイオサイエンス講座 |
8月7日(木)・8月8日(金) | 顕微鏡でキノコの形態の観察・大腸菌の遺伝子組換え実験・PCRを用いたキノコの種同定 |
講座の様子









受講生の感想
たくさんいただいたご感想の中から、一部を抜粋して紹介します。
イチゴの匂いは1つではなく混ざっていることや、色々な匂いを自分で組み合わせるのが楽しかったです。
全体を通してものすごく楽しかった体験講座でした。香りは脳で処理されず直接伝わるものであることを知り驚きました。香りが動物の心理や行動を動かすもので、いちごがいちごの香りで種子散布を望んでいることを知り、植物の強さを感じました。いちごの香りを科学的に再現することは難しかったですが、自分の納得いく調合ができた時は嬉しかったです。今回の体験で科学的に考える面白さを感じることができました。
普段あまり意識することのなかった嗅覚や味覚を今回の講座でより専門的に学ぶことができました。良い香りを嗅ぐことで精神を集中させ、落ち着かせる効果があることを知ったため、今回作ったスプレーを勉強する際などに使用したいです。苦手な化学の計算がありましたが、サポートしてくれた皆さんのおかげで楽しく学ぶことができました。講義の内容も興味深かったです。改めて農学部は面白い学部だと感じました。
初めて体験講座に参加したので緊張しましたがTAや先生が優しく面白く話してくれたので楽しい時間を過ごせました
宇都宮大学にはとても素晴らしい先生方と研究施設、農場に恵まれていることがわかりました。キノコは自分が食べられたほうが、子孫を増やすのに有利なのに、毒キノコはなぜ自分に利益のない毒を持っているのかわからないということにとても納得しました。でもその毒を、薬や虫を殺す農薬に役立てるという研究があることに興味を持ちました。PCR 法は授業で学んだ工程はすごく大変そうだなと思っていましたが、思っていたよりも簡単にできて驚きました。大腸菌のコロニーがきれいに発光していて、とても面白かったです!とにかく講義が分かりやすくて、どういうことかなと思っても、こういうことかとすぐに理解できました。授業ではPCR 法の仕組みだけを理解しましたが今回の講座でそれを使って何がわかるか、何のためにそれをするか、がわかりました!とても勉強になりました!こんないいところ、いい先生と勉強したいなと思いましたし、受験勉強頑張ろうと思えました!
次回開催について
令和8年度(2026年度)の開催日は、
6月~7月ごろに当センターのホームページに掲載する予定ですので、ご興味ありましたらご覧ください。