当センター専任教員の謝肖男助教が平成２８年度 ⽇本農薬学会奨励賞（主催：⽇本農薬学会）を受賞しました。これは農薬の科学・技術の⾯で優れた研究をなし、なお将来の発展を期待し得る研究者に授与される賞です。また，同時に「望⽉喜多司記念賞」（主催：公益財団法⼈⾷品農医薬品安全性評価センター）の奨励賞も受賞しました。
今回の賞は、謝博⼠が取り組んでいる「根寄⽣植物種⼦発芽刺激物質の構造解析研究」に関する研究に対して贈られています。
平成２８年３⽉１７⽇（⽊）に島根県のくにびきメッセ国際会議場で授賞式および授賞講演が⾏われました。
【研究概要】
謝博⼠は根寄⽣植物の種⼦発芽刺激物質であるストリゴラクトン（SL）というホルモンに着⽬し、
①新奇SLの単離と化学構造の解析、
②SLの植物界における分布の調査、
③SL⽣産・分泌に及ぼす植物栄養素の影響の解析、
④SLの⽣合成経路および植物の根に対する⽣理活性の解析
⑤根寄⽣植物の発芽・寄⽣メカニズムの解析とその知⾒に基づいた新しい防除法の開発
等の研究を⾏い，特に，約30種類のSLの内、20種類ものSLの構造決定に携わっています。
これらの研究により「世界的に⾷料⽣産を脅かしている根寄⽣雑草の⽣態を解明し、効率的な防除法を⽣み出す」ことが期待されます。
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Dr. Xiaonan Xie (Assit. Prof. in C-Bio) was awarded ‘Young Researcher Encouragement Award of the Pesticide Science Society of Japan’ and ‘the KITASHI MOCHIZUKI Prize’.
‘Young researcher encouragement award of the Pesticide Science Society of Japan’ is awarded for researchers who achieved superior study of pesticides in scientific and technology, and are expected to develop their works in future.
【本件に関する問い合わせ先】
宇都宮大学・バイオサイエンス教育研究センター
助教 謝 肖男（しゃ しょうなん） Tel：028-649-5300