2012年夏の高大連携バイオ実験体験講座に過去最多の応募数!なんと180名超!

投稿者: | 2012年7月24日

宇都宮大学バイオサイエンス教育研究センターでは、今夏も高校生を対象にしたバイオ実験体験講座を開催します。本講座は、最先端バイオ研究の一端を高校生が「見る・聞く・触れる」ことで、バイオ研究と日常生活との関わりや、学術研究を行う意味を理解してもらうプログラムです。当日の講座では「DNAを見る・触る」ことから始め、「コメのDNA鑑定」や「遺伝子組換え技術で光る大腸菌を作る」などの実験を一線級の研究者の指導の下に実際に体験できます。今年は3回の講座に合計180名以上の応募があり、過去最多の応募数を記録しました。詳しくはPDFファイルおよび下記を御覧ください。

PDFファイルのダウンロード

応募は、栃木県内だけでなく、茨城県や埼玉県などの近隣県からも多く、当センターが実施するバイオ実験体験講座が広く認知されていることがうかがえます。また近年、応募数および参加校数は右肩上がりに増加しており、高校生のバイオ研究に対する興味は年々高くなっているようです。当日は、目を輝かせて実験する高校生達の姿を見られることでしょう。

当センターでは本講座に関する取材を歓迎いたします。

日程

開催日 参加予定人数
8月1-2日(水-木曜)約50名
8月8-9日(水-木曜)約80名
8月10-11日(金-土曜)約50名

講座名

ひらめき☆ときめき*
バイテク体験講座(1)
バイテク体験講座(2)

*日本学術振興会との共催(ひらめき☆ときめきサイエンス〜ようこそ大学の研究室へ〜KAKENHI)

内容

「DNAを見る・触る」: タマネギ抽出液からDNAを取り出して、DNAを見る・触る実験です。
「米のDNA鑑定」:自宅からもってきた米粒がコシヒカリかそれ以外の品種かをDNA鑑定によって調べます。
「光る大腸菌」:クラゲが持つ蛍光タンパク質の遺伝子を遺伝子組換え技術を用いて大腸菌に導入し、光る大腸菌を作る実験です。

平成24年度 タイムスケジュール

「バイテク体験講座」と「ひらめき☆ときめき」は同じスケジュールです。

1日目 朝9時半から受付(センター1F)
10:00 配布物の説明、教員紹介
10:15 タマネギのDNAを観察
10:30 実験の説明1
11:00 TA紹介、ピペットマンの練習
11:20 蛍光タンパク質のDNAを大腸菌に形質転換
12:00 昼休み
13:00 遺伝子組換え大腸菌の培養開始
13:30 実験の説明2
14:00 米からDNAの抽出とPCR反応
16:30 1日目終了

2日目 朝9時半から受付(センター1F)
10:00 集合写真の撮影
10:10 大腸菌を光らせる処理を行う
10:30 DNA解析(電気泳動)
11:00 実験の説明3
12:00 昼休み
13:00 センター内の施設見学(4班:15分ずつ)
1.蛍光顕微鏡室(光るメダカ、光る植物を観察)
2.メダカ飼育部屋
3.実験機器室(光る大腸菌の観察)
4.植物育成施設
14:00 遺伝子組換えに関する講義
15:00 米のDNA鑑定結果の考察
16:00 まとめとアンケート、修了式
16:30 2日目終了