神戸大の杉本先生と藤岡君らと進めてきた仕事がNature Plantsに掲載されました。ストライガというアフリカで猛威を振るう難防除雑草は”魔女の雑草”とも呼ばれています。詳しくは、こちらをご覧下さい(JSTのHP)。
ストライガが気孔を開いて蒸散を活発にして、宿主から養水分を奪取する性質を司る異常酵素遺伝子を突き止め、しかも、特定のアミノ酸変異がストライガの猛威の原因だった、という内容です。研究していてこれほどの感動と達成感は、もう巡り会えないかもしれません!論文に目を通して頂けると幸いです!
実はこの論文は、先日発表したコムギの論文と途中からリバイスの時期や正式に受理されたタイミングが一緒になってしまいました。というのは、杉本先生らと達成した最高傑作ですので、初めの投稿先は・・・もちろんplantsが付かない違うところなどに投稿していました。コムギと寄生植物の2つの論文作業に追われ、2018年はずっと盆と正月が一緒に来たように目眩がするくらい忙しかったです(本当に、目眩がしたので、病院で造影剤使ってMIR診断しました。脳に異常はなく、過労でした・・・)。これだけ感動できる研究なんてそうそうありません。感謝しかありません。