植物の成長や環境応答に関わる低分子有機化合物に焦点を当て、化学と遺伝学の両面から植物の生理作用を遺伝子レベルで明らかにしていくことを目的にしています。分子遺伝学に適した小さなシロイヌナズナというモデル植物からコムギなどの実際の作物を研究材料としています。また、耐乾性植物や作物の創出、新しい植物成長調節剤の開発などの応用研究も行っています。当研究室に興味のある学生や博士研究員の方は、ご連絡下さい(問い合わせ)。
研究内容
1.植物の成長や環境ストレス応答における分子機構の解明
2.乾燥ストレス耐性植物や作物の創出
3.植物の成長やストレス応答をコントロールする化合物開発
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研究手法
1.分子生物学 (DNA、RNA、タンパク質)
2.植物分子生理学 (種子発芽、気孔開口と閉鎖、ストレス応答など)
3.分子遺伝学 (交配、遺伝子破壊変異株、QTL解析、ゲノムワイド関連解析)
4.遺伝子工学 (遺伝子組換え、ゲノム編集)
5.化学分析 (GC-MS、LC-MS)
当研究室で学んだ研究技術、科学的知識、理論的思考力は社会でも必ず役立ちます。
自分自身で行った研究が新聞で掲載されたり(プレスリリース)、さらには世界の研究者が目にする国際科学誌へ論文として発表するチャンスがあります(研究成果)。自分が関わった研究は、世界の研究者や未来の研究者へ発展的に伝達・継承され、最終的に人類の幸福のために役立つことでしょう。