野生イチゴと栽培イチゴ

日本のみに自生する野生イチゴ
ノウゴウイチゴ(学名 Fragaria iinumae )

日本には約300種の栽培イチゴが存在し(登録予定を含む)、全てFragaria属 です。2013年よりゲノムの解読が進み、栽培イチゴの原種が明らかになりつつあります。2023年現在、記載されている野生種は22種であり、中でも F. iinumae (ノウゴウイチゴ)、F. nipponica (シロバナノヘビイチゴ)は日本のみに生息し、栽培イチゴのサブゲノム1に含まれる原種です。栽培イチゴは8倍体(2n=56)で粒が大きいですが、野生イチゴは2倍体(2n=14)で粒が小さく、味や香りは栽培種に劣ります。

  1. 栽培イチゴ(2n=56)のゲノムは、祖先種から受け継いだ4種類のゲノム(サブゲノム)から構成されます。 ↩︎

イチゴ栽培の歴史

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