第5回イチゴセミナー【イチゴ近縁野生種を用いた育種】2024.11.18(月) 14:30より開催
今年度より宇都宮大学イチゴプロジェクトでは、イチゴに関する最先端の研究内容を紹介する「イチゴセミナー」を開催いたします。学内外の皆様のご参加をお待ちしております。
第5回の開催内容は以下です。
2024年11月18日(月)14時30分~15:30
場所:対面(宇都宮大学峰キャンパスゲノミクス研究棟2Fセミナー室)およびオンラインのハイブリッド形式
講演者:野口 裕司 博士(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構)
タイトル:イチゴ近縁野生種を用いた育種
栽培イチゴの遺伝的変異を拡大するために、様々な近遠野生種との交配が試みられてきたが、野生種と栽培種との間には交雑不和合性が認められている。和合性が高いと報告されているF.vescaの他に栽培種と交雑可能な野生種を探索し、着果性の良い複数の種間雑種を作出した。香気など野生種の持つ特性の直接利用のみならず、種子繁殖型品種の母本としての利用、核置換による細胞質雄性不稔系統の作出など、種間雑種系統の育種利用を検討する。また、種間雑種初の普及品種「桃薫」や八重咲き(ペタロイド型雄性不稔)品種「MS1615-01」について紹介する。
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