最先端の計算技術を駆使して生命の変化を知る
当研究室では、計算機を駆使しながら生物学や農学分野における大量データ解析や解析技術の研究を行っています。英語ではbioinformaticsと呼ばれ、日本語では生命情報科学とよく訳されます。
バイオインフォマティクスを行う研究者は基本的にデータが大規模なことを重要視します。生命の微細な変化をデータ中のノイズの間から見つけるには、どうしても量が重要なことが多いためです。データ中のノイズの隙間から生命の変化を見通すための学問という側面があります。
このため、当研究室ではデータ解析の基礎技術をまずは学んでもらいます。メガバイトのデータはメールなどで簡単に送れますが、生命科学でよく出てくる数百ギガバイト単位のデータになるとデータのコピーにもそれなりの技術が必要になります。ここ数年はペタバイトという単位が議論によく出てくるので、さらに慎重な取り回しや計画が必要になります(コピーでさえ大変)。こういったデータサイエンスの基本を学び、何か面白い生命の変化を見つけることが目標です。このため、生命と計算機の両方が好きな方は特に向いている分野だと思います。
研究室として、特に育種への応用や生命に対する分子レベルでのより深い理解を目指しています。
Contact Yoshinori Fukasawa; 深沢 嘉紀 350 Minemachi Utsunomiya, Tochigi 321-8505, Japan 〒321-8505 栃木県宇都宮市峰町350 Affiliation: Center for Center for Bioscience Research and Education, Utsunomiya University E-mail: yoshinori.fukasawa[at]cc.utsunomiya-u.ac.jp Landline: +81-28-649-5456