野生イチゴのゲノム解析

栽培イチゴのゲノムは複数のサブゲノムで構成されているため、正確な解析が困難です。中国やスペインをはじめとする多くの研究グループがこの解析に取り組んでおり、新たな知見が次々と明らかになっています。より正確な解析を実現するため、先進的な解析技術の開発が進められています。
当プロジェクトではこれまでに、日本固有種かつ栽培イチゴのサブゲノムに重要な寄与をしていると考えられるFragaria iinumaeの精密なゲノム配列が得られています。また、発現プロファイリングにより、特定の組織で特異的に発現する遺伝子も明らかになっています。
将来の育種と病害抵抗性強化に向けた遺伝子発現解析

育種や病害抵抗性品種の開発に活用できる遺伝マーカーの開発を目指し、研究を進めています。具体的には、生育条件に応じた遺伝子発現の変動を解析し、炭疽病に対する抵抗性が異なるイチゴ品種間での遺伝子発現を比較することで、抵抗性に関与する遺伝子の特定を行っています。