第8回イチゴセミナー【ナノポアシーケンサーの長さと精度、そして野生植物のストレス耐性の話】2025.5.23(金)14:00より開催

宇都宮大学イチゴプロジェクトでは、イチゴに関する最先端の研究内容を紹介する「イチゴセミナー」を開催いたします。遠隔参加者もzoomのチャット機能にて質問が可能です。
学内外の皆様のご参加をお待ちしております。
第8回イチゴセミナーの開催内容は以下です。
2025年5月23日(金)14時00分~
場所:対面(宇都宮大学峰キャンパスゲノミクス研究棟2Fセミナー室)およびオンラインのハイブリッド形式
お申し込みはこちら
講演者:内藤 健 博士(農研機構 遺伝資源研究センター)
タイトル:ナノポアシーケンサーの長さと精度、そして野生植物のストレス耐性の話
内容:まず、ナノポアシーケンサーで読めば複雑な植物ゲノムでもよく繋がるよ、という話をします。当初は「まともにデータが出ない」「配列が読めてもエラー率が高い」など散々な言われようだったナノポアですが、時間とともに扱いやすさも精度も劇的に改善しています。今やリード長は100 kbp をゆうに越え、精度も99%を超えるまでになりました。ヘテロ性の高いゲノムや同質倍数体のゲノムでも、染色体が完全に繋がることも珍しくありません。ナノポアシーケンサーはきっとイチゴ研究の役に立つと思います。
残った時間で、内藤が長年携わってきた野生植物のストレス耐性の研究の話を紹介します。耐性遺伝子の同定に繋がる比較ゲノム研究の一例として、参考にしてもらえたら幸いです。