概要

しもつけバイオクラスターは大学の地域貢献機能の充実を目的に、文部科学省の特別経費で認められた事業で、栃木県及びその周辺地域の農業と環境保全に貢献する産学官連携の場(クラスター)の形成および地域の「食」、「農」、「環境」分野におけるイノベーションの創出を目指して、平成22年4月に発足した。平成24年度は3年目の最終年度にあたり、「自立でき、かつ継続的に発展できるクラスター体制の確立」を目標に、①会員の増強、②研究グループの交流活発化のためのフォーラムの開催、③現場のニーズ把握や技術課題を発掘するための技術相談の実施、④地域貢献できる共同研究の推進、⑤若手の研究者による地域貢献の研究を奨励する目的での大学院生を対象とした「研究奨励賞」の創設、⑥会員向けサービスの提供などの活動を行った。これらの活動を円滑に行うため、前年度に引き続き専任コーディネータ1名と兼任コーディネータ1名が業務に当たり、事業の推進を図った。

 

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クラスターとはもともとはブドウの「房」という意味ですが、これが転じて「同種のものや人が集まる群や場」を意味する言葉として用いられています。この「場」の形成を通して、持続的なイノベーションの創出を目指していきます。