研究室の歴史

米山研究室は正式には「植物制御化学」という名前です。この名称は、大学院農学研究科・生物生産科学専攻・応用生物化学講座の専門分野名として出てくるだけですので、雑草科学研究センターの組織図には、研究室の名前は出てきていません。

学生の頃から、植物ホルモンや植物生理活性物質の研究をしていましたので、植物の生長・分化を化学的にコントロールするという意味で、制御化学という名前にしました。「制御」よりは「調節」の方が柔らかい感じですが、農学部で、「代謝制御化学」という科目を開講していますので、そちらの名前と統一性を持たせました。

実際には「化学物質」を直接使った制御だけではなく、ターゲットとなる生理過程や生理現象に関する植物生理学、生態学。分子生物学、分子遺伝学の正確な理解に基づいたアプローチが必要です。

そんなわけですから、できるだけ多くの研究分野の方と情報交換やディスカッションを行いたいと思っています。