修了生からのメッセージ

「iP-U受講生のみなさんへ」【New】

平成27年度受講生
新井隆太さん(自治医科大学医学部)

皆さん、こんにちは。iP-U1期生の新井隆太と申します。私は現在、栃木県下野市にある自治医科大学医学部医学科に在学しています。今回は、現在iP-Uを受講されている皆さんに向けて、私がiP-Uを通して得た経験と、今それらがどのように生きているのかについて、お伝えしたいと思います。

宇都宮大学グローバルサイエンスキャンパス、通称iP-Uがスタートしたのは、私が高校1年生の時でした。高校で科学部に所属し、自然科学系の分野に興味を持っていた私は、「想像力の封印を解け!」という力強いメッセージの書かれた受講生募集のポスターを見て、迷わず応募しました。

1年目は、基盤プランの受講生として、様々な分野の授業や実習に参加し、最先端のサイエンスを体験しました。また、宇都宮大学基盤教育センターの”EPUU“によるコーチングで、英語によるコミュニケーション法を学びました。それらに並行して、宇都宮大学バイオサイエンス教育研究センターの研究室に出入りし、松田勝教授の指導を受けながら、高校の科学部で私が研究対象としていたミシシッピアカミミガメという外来種のカメの遺伝的変異に関する研究をしていました。先行研究がほとんどなく、期待していた実験結果が得られず困難に直面することも少なくありませんでしたが、疑問に対する答えを導くために奮闘する中で、自然科学に関する探究心や思考力、研究に対する情熱や積極性を、培うことができました。

2年目は、才能育成プランの受講生として、カメの遺伝的変異に関する研究を更に掘り下げました。平成28年7月30日から8月3日にかけて和歌山県和歌山市で開催された「アジア・オセアニア高校生フォーラム2016」で、その研究成果を英語で発表したほか、同年8月21日から27日にかけてはインド南部の都市バンガロールで開催された「アジアサイエンスキャンプ2016」に日本代表として参加しました。また、その年の研究成果をまとめた『アカミミガメの遺伝学的研究』が、第60回日本学生科学賞栃木県展覧会で最優秀賞(県議会議長賞)を受賞しました。

私がここまでカメについての研究に夢中になることができたのは、同じiP-Uの受講生に刺激を受けたことが一番の理由だと思います。iP-Uの講義・実習や集団コーチングでの議論を通して、自分より数歩も先を歩む同級生の存在に気付かされたとき、同級生の考えに感心すると同時に、自分もこんな風になりたいという憧れを強く感じました。一つのことに熱中するということは、自分自身が楽しめるというのはもちろん、学生生活を送る上での自信に繋がります。iP-Uでは、やる気や粘り強ささえあれば、自分のやりたいと思うことを、思う存分突き詰めることができます。先生方も、それを万全の体制でサポートしてくださいます。自分にとって、突き詰めたいことは「カメ」でしたが、皆さんが自信を持って突き詰めたいと思えることは何でしょうか。もしそれが複数あっても、あるいはまだ見つかっていなくても、全く問題ありません。高校生のうちに、将来自分が深めたいことについて、頭の中で考えを巡らせることは、これから進路を切り開いていく上でも大いに役立つはずです。iP-Uを通して出会った人、モノの中から、将来何をやりたいのか、大学でどんなことを学びたいのかについて考えるためのヒントを、自分で見つけてほしいと思います。

才能育成プランを修了し、高校を卒業した私は、同じ栃木県内にある自治医科大学に進学しました。医師を志すことを決心したのは高校1年生のときで、人体の構造や機能について知りたいという自然科学的な関心と、人の命を救うという医師という職業への憧れを抱いたためです。自治医科大学は、1972年、自治省(現在の総務省)と47都道府県の共同出資により設立された、地域医療を担う総合医を育成する大学です。各都道府県からそれぞれ2~3名が選抜され、各都道府県による修学資金の貸与および返還免除制度により、実質学費ゼロで医学を学ぶことができます。私は栃木県出身者として、「卒業したら出身都道府県に戻って地域医療に邁進する」という高い志を胸に全国から集まった仲間たちと、日々切磋琢磨しながら学んでいます。医師は、医療活動を行う際、治療の問題点を指摘し、それについてどのように対処すべきかを日々考え続けるという点で,毎日が研究の連続であると思います。iP-Uでは、基盤的能力として発想力・執着力・コツコツ力・未来創造力・共創的コミュニケーション力の5つを掲げていますが、どれも医師になる上で必要不可欠です。これらの必要性に高校生のうちに気づき、意識して生活できたのは、iP-Uに参加したからこそだと思います。

 医学の勉強は大変ではありますが、勉強以外で自分のやりたいことを見つけ、大学生活を楽しんでいます。私はRoute Four Jazz Orchestraという、ビッグバンドという形式でジャズを演奏するバンドに所属しています(Route Fourという名前は、大学の近くを走る国道4号線に因んで名付けられました)。

私はバストロンボーンを担当し、定期演奏会や学園祭、地域のお祭りや院内コンサートで演奏しています。宇都宮大学軽音楽研究会New Motley Orchestraも、Route Fourと同じジャズビッグバンドサークルですが、毎年夏には合同でコンサートを行っています。ジャズに関しては余り詳しくありませんでしたが、部員全員で一つのアンサンブルを完成させるというのは、とても楽しいことです。  以上、やや長くなってしまいましたが、自分の経験を述べさせていただきました。ここまで読んでくださった皆さんに、少しでもお役に立てたならば幸いです。皆さんの夢の実現を、心より応援しています!



「iP-Uと大学生活」

平成27年度受講生 
沼野井志穂さん(国際教養大学国際教養学部)

 

       

皆さんこんにちは。iP-U1期生の沼野井志穂です。今回、機会をいただいたので、大学生になった今、iP-Uがどう活きているのかや大学生活について書かせていただきます。

私は、2年生から3年生にかけてiP-Uで活動させていただき、特に選択科目BのEC Labを受講していました。ネイティブの方との1体1のコミュニケーションは、最初は緊張しましたが、先生方はつたない英語でもじっくり聞いてくれて、わかりやすい英語でしゃべってくれたので、英語に自信のなかった私でも会話を楽しむことができました。この授業のおかげで、もともと英語が好きだった私ですが、ますます好きになり、今の大学を選ぶ一因となりました。また、応用化学科の研究室でお世話になり、緑色蛍光蛋白質についての実験を行う機会を得ました。そのことをきっかけに化学の面白さに気が付いた私は、9月から大学で化学の講義を受けることに決めました。このようにiP-Uで学んだことは、大学生になった今でも活きてきます。皆さんも興味のある授業はどんどん受講してください。

ここで、私が通う国際教養大学について紹介したいと思います!

・授業がすべて英語
・1年間の留学義務付け
・1クラスあたり平均学生数18名
・24時間365日開館図書館
・教員の半数は外国人
・学生の23%は留学生
・就職率100%

なかなか忙しい日々を送っていますが、充実した毎日です。皆さんもiP-Uも勉強も頑張って素敵な大学生活をおくってくださいね!

国際教養大学の自慢の図書館の写真を付けておきます。よくテレビにも出ているんですよ!               

 


「iP-Uを振り返って」

平成27年度生
橋本苑子さん(宇都宮大学農学部)


皆さん、こんにちは。私は、宇都宮大学農学部生物資源科学科に在籍している、橋本苑子です。
私は、高校2年生の夏から3年生の初めにかけて宇都宮大学グローバルサイエンスキャンパス(IP-U)に参加していました。IP-U時代は、農学・生命科学に関する講義を中心に受講していました。また宇都宮大学工学部応用化学科の大庭亨教授の指導を受けながら緑色蛍光たんぱく質に関する研究を行い、芝浦工業大学で開催された高校生化学クラブ研究発表会に参加しました。IP-Uでは、沢山の貴重な経験をさせていただきました。
そして大学受験を終えて、現在は宇都宮大学農学部の学生として日々勉強に励んでいます。
IP-Uでお世話になった宇都宮大学に、鮭の様に戻ってきて、宇都宮大学で学生生活を送れることを嬉しく思っています。まず、IP-U時代を振り返って感じていることを書きたいと思います。
IP-Uには科学に興味関心を持つ高校生が数多く集まっています。そのため、ディスカッションを通して他の人の考えに刺激を受けたり何気ない会話の中で科学について話したりすることで自分の考えを深めることができました。IP-Uでは、大学の先生方による専門の講義を受講したりコーチングの先生から指導を受けたりできます。IP-Uのすべての活動で、自分自身がどこを目指し、目標に近づくためには何をどのように行えば良いかを探ることができます。IP-Uは、自分自身をより一層高められる場所であると感じています。
高校生は、これからの進路選択を決定していくうえで重要な時期になると思います。進路選択で悩む高校生も多いと思いますが、IP-Uでは科学の様々な分野に触れることができます。将来何をやりたいのか、大学で何を学びたいかなどを見つめ直すこともできますし、興味のある分野については深く研究できるので楽しいです。
大学生になってからもIP-Uに参加して本当に良かったと思っています。

宇都宮大学は大変歴史のある大学で学内には数々の歴史を感じられる場所があります。研究や講義では、朝早くから夕方まで長丁場になってしまうこともあり少々疲れたなと感じる時もありました。しかし、宇都宮大学のキャンパスには沢山の緑があって、ふとした時に外を見ると学内の自然に癒されます。特に、フランス式庭園は、IP-U時代からの一番お気に入りの場所です。IP-Uの講義の休憩時間に、フランス式庭園で仲間と過ごした時間は今もとても印象に残っています。写真は、2017年4月に撮影したフランス式庭園です。

宇都宮大学IP-Uの受講生は、沢山の先生方や事務所の方々に支えていただきながら、同じ志をもつ仲間とともに切磋琢磨して講義や研究に励んでいます。心身ともに伸び盛りの高校時代に自分自身をより一層磨ける、新しい自分を発見できる最高の場所です。宇都宮大学グローバルサイエンスでサイエンスに励んでみませんか?宇都宮大学グローバルサイエンスキャンパス(IP-U)で皆さんをお待ちしています。

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